はじめての献血

少し前のこと。


子どもが16歳の誕生日を期に献血をしてみたいという。それで私が同行することが、いつの間にか家族内で決まっていた(欠席裁判であると思われる)。週末になって“じゃ、これから行ってらっしゃーい”と言われて、始めて自分が行くことになっていると知った。

献血の手順なども初めてだから、私が一緒に行く。船橋も良いが、柏市献血コーナーもなかなかにgoodな場所だ。ついでに私もしてこよう。あそこは他所と同じく無料のソフトドリンクベンダーがあるだけでなく、お菓子もたくさん置かれている。みんなの落書き帳もある(私は書いたことがない)。
加えて、あそこには漫画が置いてあるから暇つぶしによい。
部屋は新しめで明るい作りになっているし、採血のベッドも寝心地良い。テレビも個々人で好きに見られるようになっている。私は本を読むか寝るかだけど。


子どもを連れて行って、手順を説明する。あるいは職員がサポートしてくれる。彼は200ccだが私は400か成分なので、どうしても長い。帰りは各自で帰ることになった。


私が献血を終わって自宅に帰ると、それまで子どもが騒いでいたようだった。どうやら自分が思っていたのとは違う血液型だったことを話題にしていたらしい。
あのさ、血液型で性格が決まるわけないじゃんかと半ば冷たい感じで過去の研究結果などを紹介する(短くさらっと)。すると子どもだけではなく妻までもが、そんな味気ないことを、と責める。

いやー、そうかもしれないけど、ここは私のショーバイ上、乗るわけに行かないのよ。