考え続けるということ

さっと分かってしまう人は別として、ひとつのことをずっと考え続けるというのは、かなりの忍耐というか持続力と精神力が必要なのだろう。私の場合はネチネチと気にしているといったほうが正しく、だから時には考え(むしろ思い付き)を進められることもある。でも大概は深く考えられないので大した結論に至らない。


忙しい、という言い訳を使うこともある。


さらにこのような思考の持続にとって大敵なのが、飽きるという奴だ。んー、まあ、もういいやと思う。あるいは新しい発想に至らない。別の角度が見えてこない。言葉が同じになり、次のステップを見失う。
つまりそれだけ、私にとっては大事じゃなかったということなんだろうか。


ひとつのテーマについてずっと考え続け、そして次第に深くしていくことができるというのは、それもまた才能なのかもしれない。


「俺はまだ本気出してないだけ」というタイトルのコミックを本屋で目にする。あまりに痛くて手に取る気にもなれなかった。