長引いたのは年齢の所為ではないらしいことについて
先週末に風邪を引いたことを書いたところ、過分にもお見舞いのコメントをいただいた。ありがとうございます。
そこで本日までの顛末をご報告します。
5月12日(月)
週末ずっと寝たところで大変な状態は脱したが、それでも体が思うように動かなかった。
とはいえ月曜日は朝と夕にひとつずつ出番があったので、何とか体を起こして大学へ。こういうのは勤め人なら誰でも経験することだろう。楽じゃあありませんね>ご同輩
午前中は講義・実習。同じ商売の人は分かると思うが、喋っているとそれなりに体が交感神経優位になってアドレナリンが出てイケイケな感じになってくる感覚がある。話し始める前はへたばっていたとしても。ただしこれは持続するわけではなく、適当なところでエネルギー切れとなることもある。
午後は帰りたい気持ちもあったが、夕刻の企画に参加して帰宅。
5月13日(火)
必ず今日は病院に行きなさいよと妻に言われるも、行かなくたって大丈夫だろうと布団の中で思う。しかし文句を言いつつ結局は妻の指示に従うのが夫の習い性というものだ。なぜかは知らんが。
それで日中はうろうろと徘徊していた(仕事をしたような仕事にもならなかったような)のだが、午後診察に滑り込むこととなる。
行ったら、医者は優しくて、ずっと体が大変だったんじゃないですか?と聞かれる。そういうタイプの流行風邪らしいので、向こうとしては当然の問診だが、こちらはよくぞ分かってくださると内心感じるところがあるので、嬉しくなってしまうのがいじましい。
微熱が続き、咳が残り(他にも鼻水やあれこれの顕現はあるらしいが)、それが2週間くらいも続くんだそうだ。たぶんピークは過ぎて後半戦に入っているところでしょうというお達し。
そこからわかることが3つほど。
ここ数日間の絶不調というのはこれが原因だったのかと理解し直す。微熱がずっと続き、疲れやすく1日持たなかったのではないかとの助け船のような医者のお言葉にすがることにする。
もうひとつ。この不調がまだ続きそうだということ。うへぇ。
そしてもうひとつ。風邪のくせに治りが悪いのは、もう歳の所為なのかなあと思っていたが間違いだった。若いときはがくっと悪くなってびっしょり汗をかいて翌日には前向きの心身になっていたものだ。それが今回はぐずぐずとはっきりしない回復なので、もう昔のようには行かないのだなあと内心悲しむところがあった。しかし医者に尋ねたところ、いや、この風邪の場合は子どもだってぐずぐず長引きますよ、とのこと。変なことにホッとするものである。
後半戦のお供にと、抗生物質(ジスロマック)3日分と、他にいつもの咳止め、消炎剤などをもらう。
その後、布団に入る。夕飯は豪勢だったらしいが、気にせず寝る。幾らでも寝られるのは体が求めているからだと言われて、そうなんだろうなと受け入れる。
5月14日(水)
起きたらもう朝。薬が効いたせいか、鼻が通り、頭も少し軽い。少しは食べられる。会議があるので出かける。
話すと風邪が分かるらしい。風邪声だと言われる。自覚はない。あまり頭は回らないが、とりあえず動ける。少しは冗談も言える。ただし少しの仕事ですぐ頭の中がいっぱいになる感じ。
もっと早くに来てくださいと医者に言われたんだったな、と思い出す。確かにそうすればもっと軽く過ごせたのだろう。でも軽いうちはそのままやり過ごせると思い込んでいるので受診しないのだろう。難しいねえ。
5月15日(木)
ああ、こんなことをしている間に、もう0時を過ぎてしまった。もう寝よう。もうひと息睡眠を取れば、また頭も回って、もう少し面倒な仕事も出来るようになるだろう。
おやすみなさい。