二駅をうろうろ

先日書いた、親の後見人懇談会に駆けつける際のことである。

会場に向かうべく電車に乗る。携帯の乗り継ぎ検索情報では4分前に着くことになっている。ぎりぎりセーフか。事務局長にメールを打って連絡しておく。
 
以前行った際の記録を眺めながら、今回の組み立てを考える。と、いつのまにか目的の駅(A)を過ぎてしまった。あらー。次の駅(B)で降りる。
 
二駅間は電車にして2分ほどだ。しかし次の電車までに10分ほどある。ベンチに座ってさっきの続きを考えつつ電車を待つ。電車が来たので乗る。
目的地のA駅に着いたので電車を降りる。
 
と、そこで初めてザックを忘れたことに気付く。パソコン他を入れていつも背負っているザックだ。まさか忘れるなんて。さっきのB駅ベンチだ。間違いない。
さてどうする。電車で戻るか?次の電車はすぐには来ない。走るか?それだともっと遅くなるだろう。じゃあタクシーか。金はかかるが既に遅刻である。急がなければ。

A駅前に出てタクシーに乗る。初乗り料金を払ってB駅まで。改札駅員に話すとプラットホームに入って良いとのこと。さっきのベンチに行くと、そのままにザックはあった。ひとまずほっとする。

さて、そしたらA駅へはどう行くか? フリーでホームに入っているので、B駅改札を出る。駅員にお礼を言う。
そこでどうも私は慌てていたらしく、次の電車の時刻を確認することなく駅を出てタクシーを探し始める。たぶん改札を出るという行為の流れから、そのまま駅を出る行動に出たのだろう。でも先ほどタクシーを降りた際に、このB駅周辺にはタクシーなど待機して居なさそうだということはわかったはずだ。よく考えればB駅でタクシーを探す行為は得策ではないことはすぐ気付きそうなものだ。でも探しに出てしまった、ふらふらと。

B駅を出てすぐ、ここでタクシーを探すのは無謀だと悟る。あとはもう、B駅に再び入って電車に乗るしかない。で、B駅に入るとそこで無慈悲にもA行き方向の電車が出発するところだった…。
 
あー、タクシー探さずに電車を待てば良かった。

B駅ホームで事務局長に再度連絡。こんな事情で遅れていますと話す。
情けなし。

短い二駅間を二往復してしまった。その間30分ほど。会場についてから、ずっとお待ちくださった参加者各位に対し、司会者が遅刻するという体たらくを詫びた。事情を説明し、いちおうみなさんには笑っていただいた。

疲れてんのかなー。