“Ashley療法”論争のDiekema医師が1月19日未明に講演
この件について継続的に取り組んでいるspitzibaraさんから、広く喧伝するほうがよいとのお話があり、賛同するので以下に掲示して紹介する。
他の方々にも周知するとともに、各自視聴されたい。
Calvin大学が毎年1月に恒例で行っている講演月間 Janurary Series で、アシュリー論文の執筆者の一人Diekema医師が講演する模様。
演題は、
Love, Justice, & Humility: A Bioethicist Meets the “Pillow Angel”
(愛、正義、そして謙虚 : 生命倫理学者“枕の天使”と出会う)
2008年1月18日午後12時半(日本時間19日午前2時半)から、講演はRealAudioでライブで聴けるようです。
詳しくは以下に。
俗称“Ashley療法”について、旧くなるが初期のあれこれについては、下記サイトも参照。より丁寧な追跡については、spitzibaraさんのブログが有益。
→growth-attenuation treatment(重度発達障害児の成長を止める“療法”)について(mnagawa's site)
→アシュリー事件から生命倫理を考える(spitzibara)
spitzibaraさんのブログについては拝見しているので、どうにも懸念されることが Ashleyさんの例だけではなくあるのだと理解している。障害のある人の命を中心とした生命倫理上の課題は、けっこう危うい。
そして制限された(管理された)海外情報しか知らない私たちにとって、狭い日本国内での認識が必ずしも世界のそれと同じではないことに気づき慄然とすることが、生命倫理の領域でもあるらしいことを知ったのも、この事件を基点としてだった。
具体的にこのジャンルの問題から何がわかり何を考えなければならないかについては、spitzibaraさんのブログなどを参照。Diekema医師の発言などについても整理してくれている。特に最近の下記記事。
→Diekema講演 日本時間19日未明(アシュリー事件から生命倫理を考える, 2008/1/5)
→“A療法”は地下にもぐって実施されているとDiekema(同, 2008/1/15)
→Diekema医師のウソ一覧(同, 2008/1/15)
彼の主張は、いろいろ差し引いて考えてみてもどうも引っかかるところがある。また活字にならない同医師のノンバーバルな態度についても確認できるのが、動画のメリットかもしれない。
なお、生命倫理上の日本と英語圏の人たちとの違いあるいは違和感については、こちらにも指摘がある。
→パーソン論と障害者(G★RDIAS, 2007-11-24)