障害学生の入学事前打ち合わせ会議

本日は10時から18時まで、昼食をかき込んだとき以外はほぼ会議・打ち合わせだった。何本も重なる。


障害のある学生が新入生として入ってくる。入学式を来週に控え、事前打ち合わせの会議など。学生本人と保護者、そして組織の長、担任、教育課程担当、事務職員、支援担当学生、新歓企画担当学生、などなど。私も障害学生支援室の教員として加わる。私は運動障害(肢体不自由)のある学生の支援に関わる。他の人は視覚障害学生や聴覚障害学生、発達障害学生などの担当。


入学式とその後のオリエンテーションについての配慮事項確認からはじまり、外国語、情報処理、体育、健康診断などの調整。
加えて年度初めの授業上の配慮事項、移動の問題、学内のバリア確認、支援学生が入る場合の入り方、駐車場を使う場合の確保、クラス内での支援について、などなど。生活についても考える必要のある学生の場合は、そちらの検討も行う。
その前から少しずつ連絡を取っていたけれど、関係機関が一堂に会したときだからできることもある。
また、すべてをここで解決できるわけではないが、関係者で課題を共有し、調整できるところは調整し、連絡すべきことを抽出する。


これでひとまず入学直後の課題に対処する。でも実際に学習・生活が始まってみないと分からないこともある。新入生はまだキャンパス内を知らない。個々人の動線がはっきりして強調される課題もある。移動が思ったより困難だとか、トイレが使えない、遠い、少ない、よく使う教室ドアの開閉が困難、食事の問題、荷物が思ったより多い、坂道がきつい、食堂使えない、など。
支援体制は十分でないこともある。ニーズに対して供給者は必ずしも多くない。


春は支援学生のリクルート時期でもあるのだが。なかなかマイナー集団には厳しい。