「図書館戦争」(ノイタミナ)第1回
原作まったく読んでない。事前情報もぜんぜん無い。でも放映開始と知って公式web見たら、画の相性は合うなと思ったので見てみた。
よく見たら Production I.G.だし。攻殻も精霊もxxxHOLiCも好きなので、じゃあこれは見るしかないか、と。*1
中身については下記ブログなども指摘しているが、設定がかなり飛んでいるところから始まっているので、ツッコミはいろいろ出来そうだ。しかしそれよりは、もう特殊な設定の戦闘+ラブコメというところで納得しておきなさい、だそうだ。確かにそうだな。
ギャグの作り方がちょっとなんだか不思議。たぶんギャグやコメディやるにしては画が丁寧なのでそう思うのかな。でも「逮捕しちゃうぞフルスロットル」のほうはあまり違和感ないので、ちょっとよくわからない。ときどき出てくるデフォルメとか、下記の作画とかからそう思うのかもしれない。
キャラクターの輪郭線が太いのが独特。これは原作イラストからの流れなのか、それともアニメーション側の独自の工夫? 本当に原作を手にすら取ったことがないので、わからないけど。子どもに聞いてみたら、原作にイラストなんかあったかなー、とのこと。ということはアニメーションの独自の絵ってことか。
でもこういった輪郭線を入れるのってユニークだなあ。
ところで、戦闘ヘリが高層ビルの窓にピタッと付くところとかトラックの動かし方とか、攻殻でもあったよなと連想。 Production I.G.だし。そうじゃありません?
他のブログを見ると、やはり原作で説明されていることがアニメーションでは組み込めないため、ぱっと見て必然性が損なわれている部分はあるらしい。例えば主人公の笠原郁が図書隊を志す切っ掛けとなった童話は、どうやら差別語(と機関が言っているもの)が含まれていることが検閲対象となったということらしいけど*2、そういうのが飛んで良化特務機関の行為が理不尽に見える効果を出しているか、それともわけわかんねー、説得力欠ける筋運びだよと見るかは、それぞれかなー。
- 「図書館戦争」#1「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」(たまとわ(A Soul Forever Voyaging)、2008-04-11)
文句めいたことも書いたけど、総じて良い出来かもという気がする。あとはストーリーが上手く進んでくれと願う。
さすがノイタミナ、ということになるのかもしれない。少なくともビジュアル作りすぎのキャラクターが出てくるだけのアニメーションよりは面白いと思うので、もう少しフォローしてみる。
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