anime/comic

アリーテ姫

週末の目標だった「アリーテ姫」を見る。商業的な華やかさはないが、主人公の境遇とエネルギーに引っ張られ、また構成のおもしろさにずっと見続けることとなった。原作(文章末尾紹介の本)はフェミニズム童話の成功作品という評価だが、片渕須直監督はこれ…

現視研の木野陽さん、四季賞準入選

「たけくまメモ」で、ニュースを知る。 筑波大の現代視覚文化研究会(現視研)の木野陽(きの・ひなた)さんの作品が、四季賞の準入選とのこと。おめでとうございます。 余裕がないので後でまた書き足せればと思いますが*1、ひとまず嬉しかったので書き込み…

「ハートキャッチプリキュア」の「デザトリアン」が興味深い

プリキュアシリーズ5作目の「ハートキャッチプリキュア」がちょっと面白い。*1 wikipedia:ハートキャッチプリキュア! ハートキャッチプリキュア!(東映) ハートキャッチプリキュア!(朝日放送) 本作における毎回の敵キャラは「デザトリアン」という。詳し…

乙嫁語り/森薫 でました。

うーん、なんだかこれはもうたとえば Amazon の書評など読めばよいのではと思う。私がいちいち書くことはない。もう、出たなあ、すごいなあと。 好きなことやってるなあ、楽しそうだなあ森さん、と。 乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)作者: 森薫出版社/メーカー: …

「ささめきこと」第1回、2回の放映と、単行本第5巻

時間がないので箇条書き的に。 かざらない、あまり詰めない時空間と言葉のつくりかただなあと感じた。背景も含めて絵も綺麗。主人公たちの心のやりとりとドラマを、真面目に追おうとしているのだろうと思われて好感を持った。それは音楽にも現れており、ピア…

「リトル・フォレスト」(五十嵐大介)、とりわけ栗の渋皮煮について

栗の渋皮煮を近所の方が作って、何回かお裾分けしていただいていた。それで自分でも作ってみたいと思ったらしい。ちょうどそんなときこの本を図書館で見つけて、妻が借りてきた。このシーズンにこの本が見つかるなんて、タイミングとは不思議なもので、それ…

上山道郎さんの「のび太の終わらない夏休み」が増補改訂

先日紹介した「のび太の終わらない夏休み」(ドラえもん×エンドレスエイト)が、24日に増補改訂されていた。 のび太の終わらない夏休み・増補改訂版/上山道郎(別冊兄弟拳blog、2009/09/24) 同日発表された Pixiv版のほうはクリックマンガのスタイルになっ…

いけだたかし氏のブログで

「ささめきこと」第5巻が出たとのアナウンスがあった。まだ手にしていないけど、こんど本屋を回ろうと思う。 「ささめきこと」5巻(いけだ記、2009-09-23) それでそのブログの中で、コメントへの返信として“FADE OUTの二巻は…ですね…その…”との記述。 ま…

マンガ、アニメのコラボというか、二次創作。(化物語×あずまんが大王、ドラえもん×エンドレスエイト)

界隈では既に有名であろう作品をこちらでもご紹介。2つの作品を掛け合わせてマンガにしてある二次創作作品。当然ながら両作品とも知っている人にはツボにはまる。 知らない人にとっては何のことやらだが。 ばけものがたり大王 「ばけものがたり大王」(from…

「偽物語」(上・下)

「化物語」(上・下)、「傷物語」、「偽物語」(上・下)と読んできて、最初はそうなの?と思っていたけど次第にアンタ(作者)の言うとおりだと納得したことがある。 偽物語(上) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/0…

「傷物語」

キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。実にふざけたネーミングだと思う。その辺にあって目についたものとか雑誌をぱらぱらめくって見つけたものとかを組み合わせたと言われても躊躇無く信じそうだ。*1 しかし本書を読むと、それが頭を離…

「化物語」読んで得したこと

とりあえず「化物語」上下巻、ほぼ読み終わった。もったいないので読み切ることはしていないが、時間の問題。「傷」「偽」もそのまま読み継ぐつもり。 化物語(上) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/01メディア: 単行…

いちばん怖い漫画

いまのところだけど、木尾士目の「四年生」「五年生」のシリーズかな、と、さっきパラパラして思った。四年生 (アフタヌーンKC)作者: 木尾士目出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/05/20メディア: コミック購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (5…

「サマーウォーズ」見てきた。面白かった。“セカイ系家族アニメ”な娯楽作。

上映直後に子どもと一緒にトイレに。 「あ〜、ウォーゲーム見といて良かった」*1 「そうだな、思ったより接点あった」 「もう一回見たいな〜」 「この後何もなけりゃ見たいよね〜」 (現実に戻って)「あ”〜〜〜〜」 その後近くの蕎麦屋*2で昼ご飯を食べなが…

「サマーウォーズ」予習としての「ぼくらのウォーゲーム」

「サマーウォーズ」を週末に見ようと予定し、予習などしている。*1 サマーウォーズ(公式サイト) wikipedia:サマーウォーズ 細田守監督の出世作とされている「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」のDVD版を持っていたので、棚から引っ張り出…

「バクマン。」4にきて、どうもなあという感じが。

以前に「バクマン。」面白いなあと書いた。ところが4巻が出て読んでみたところが、どうも満足感がない、というか、面白感が足りない。 バクマン。3(misc., 2009-07-11) スピードは相変わらずだ。 亜豆美保ほか、各キャラクターは誰もが予想したとおりに…

コミック版『数学ガール』下巻/結城浩・日坂水柯

前のエントリーで誤植を報告したら返事を戴いたので、それで気をよくして記念。*1訂正のアナウンスはこちら。 コミック版『数学ガール』 ということで、もう少し書き足す。 私は文系頭だからあまり数式を追えない。専門書は手に負えない。「ニュートン」など…

買ってきてとメールが入ったので

研究会後、茗荷谷駅近くの本屋で、娘の基礎英語テキスト8月号を買う。 今まで気付かなかったのだが、宮本常一の著作がまとまっているコーナーがあることに目を引かれる。常設なのかどうかは不明。なぜだろうと思い少し調べる。 その過程で、渋沢敬三が附属…

「だいすき!!」タイ語版の話と、それに関連してひとつふたつ。

タイ語版が出るという話は伺っていましたが、共同通信で記事になりました。 「だいすき!!」のタイ語版完成 障害者の子育て理解を(共同通信、2009/07/19) (リンク切れの場合はキャッシュ版) こういった障害がある親の子育てが促進されるには、彼らの生…

「いけだたかし短編集」ご希望の方は

復刊ドットコムで「いけだたかし短編集」ってのがあった。 一票を入れてみた。 登録日は2004年だった。 「いけだたかし短編集」(復刊ドットコム、No.24825) それで私が16票目か。うーむ。 気になる方は、ぜひ。 いけだの国(いけだ氏HP) いけだ記(いけだ…

バクマン。3

3巻にきてけっこう面白いことになってる>バクマン。 漫画家の漫画って「G戦場ヘヴンズドア」(日本橋ヨヲコ)が面白いし、自分ランキングでこれを越えるのはあまり無いと思ってた。*1 でも「バクマン。」は違う意味でのエネルギーを爆発させる感じで、1…

「ささめきこと」ほか百合は違和感がない

アニメのほうは次第に百合ものが出てきた。それとマンガのほうでは女性の野球ものが増えてきているなとの感想。アニメだと以前の水原勇気だけだった時代からすると、新しい時代になりつつあるのかなー。「プリンセスナイン如月女子高野球部」はそりゃ無理だ…

オンラインのマンガなど。

クラブサンデーは小学館から出たネット上のマンガらしい。 超弩級少女4946(東毅)が面白かった。 なにが超弩級かって、その大きさが。→超弩級少女4946(東毅) 設定はありがちかもしれないけど、楽しく読めるし、これからどう持っていくんだろうという期待…

「夏のあらし!」1〜5巻

前回は「夏のあらし!」アニメ版第5回放映分について、末端の視聴者らしく勝手に愚痴った。今回は原作について。*1 第1巻はこちら。2〜5巻は最後に載せておく。夏のあらし! 1 (ガンガンWINGコミックス)作者: 小林尽出版社/メーカー: スクウェア・エニッ…

「夏のあらし!」アニメ版はまだ魅力の半分までしか出してないから、後半も見続けよう、な話。

最初に断っておくが、私は「夏のあらし!」が好きだ。今期(2009春)で言えば、「東のエデン」「けいおん!」よりも買っているかもしれない*1。それだけに、第5回放映分を見てなんだか文句を吐き出しておきたくなったということで書いている。まあ、視聴者…

イヴの時間act04:NAMELESS /ナギのことと、なぜカトランの名前データは削除されずに残っていたのかとか

5月1日。act04公開なので、アクセスして見る。 次回は7月、9月に予定されている。私のやるべきことに片が付いたかっていうとそんなことはぜんぜん無いんだが。GWの仕事になりそう。 これまでの関連記事はこちら。 イヴの時間 第1回配信(misc., 2008-…

世界でいちばん優しい音楽

卒論、卒論、修論、会議、授業、ほか、ほか。難しい問題がひとつ、やっかいな課題が幾つか。ぜんぜん減らない。もう夕方。疲れたので少し息抜き。いろいろ上手く行かなかった午前。自分のミスもあってさらに苛ついていた。待ち行列に入って前方のおじさん・…

水惑星年代記<月娘>

月娘はルーニャンと読むのだそうだ。*1水惑星年代記月娘 (ヤングキングコミックス)作者: 大石まさる出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2008/11/28メディア: コミック購入: 5人 クリック: 20回この商品を含むブログ (50件) を見るこれで水惑星年代記のシリ…

「イヴの時間」番外/実は人間はロボットにも気を遣う

これまでのエントリーは以下の通り。 イヴの時間 第1回配信(misc., 2008-08-01) イヴの時間act02:SAMMY(misc., 2008-12-01) イヴの時間act03:KOJI&RINA(misc., 2008-12-01) 「イヴの時間」の世界では、人間がロボット/アンドロイドに対して人間の…

イヴの時間act03:KOJI&RINA

本日公開の act03 に関するエントリー。過去のエントリーはこちら(とは言っても、act02はさっきエントリーしたばかりだが)。 イヴの時間 第1回配信(misc., 2008-08-01) イヴの時間act02:SAMMY(misc., 2008-12-01) 見たくなった人は、こちら。 ★イヴ…