“〜というかたちになっております”

必要があって某社の説明会のようなものに参加。若い講師がしゃべる。
統計など諸資料に関する説明が続く。それはまあ(私の役には立たないけど)良いとして、話す途中でやたらと“〜というかたちになっております”という言葉遣いが多く、耳にうるさかった。


それでいったいどの程度使っているのだろうと、正の字でカウントを取り始める。しゃべり方はアナウンサーよりは少し速い程度か。約30分間。他のことを考えたり真面目に聞いていなかったので、幾つか聞き漏らしているかもしれない。
それでも22カウントを数えた。


冒頭の概説のときのほうがもっと多かった気がする。また始めは文末特有の表現だと思っていたのだが、カウントし始めて見ると、文中でも使っている。

さらに興味深いことに、途中で脱線していくところになると、途端に言葉遣いがナチュラルになる。すると“〜というかたち”表現は消える。
やはり話者としては、フォーマルな表現技法という認識なのかもしれない。


肝心の中身は大して聞いていなかったので、後で伝達報告をする際に呆れられた。


いつまでリンクできるかどうか分からないけど、こういうのもあった。