彼の地での fighting spirit
Syncopationというボーカルグループがあり、何枚かCDを出している。以前のブログでも少しそれは触れた。
- はなむけに2曲選ぶ(misc., 2008-03-25)
どんな演奏かはこちらなどで確認していただきたい。メンバーチェンジ後の映像である。*1
リーダーは日本人。何とはなしにときどき更新される彼のエッセイを読んでいたが、今回のは幾らか印象に残った。こちら。
- 7年半後のステージ (CrazyHarmony、09.21.2008)
彼はまだまだ先を追いかけている。このエッセイを書いた先にまだ何があるかわからない。しかし思い切ってメンバーに“演説”をぶって、同じ前を見て進もうと働きかける。こういうある意味わがままさが、彼の持ち味なんだろう(それは過去のエッセイでも認めている)。
そしてその方向というのが、かつては雲の上の存在だった NewYorkVoices であり、なぜ彼らと同じことができないんだと歯がみしているという。
あの頃、「いったいどうやってこのグループを越えるグループを作れってんだ」と言って途方に暮れていた自分は、もう遥か過去の中で、いまは同じ土俵の上に並べて心底悔しい思いをしている自分がいる。
このファイティング・スピリットが、なんだか私にも突き刺さってきた。
当然ながら私には彼らの行く末はわからないし、浮沈の激しい業界にあって順風満帆とも思えない。それだけに、関係無い日本の地で応援していたりする。
ということで彼らのCDを紹介。*2
- アーティスト: Syncopation
- 出版社/メーカー: musicook
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: CD
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