バイト先で言葉遣いの研修、受けましたか
GWなのでというわけでもないが、以前に書いたストックを今さらながらに出してみる。少し書き物モードに入っている(んだったらいいんだが、実はずっとスランプ)。
で、これの続きのような話である。
- “〜というかたちになっております”(misc., 2008-07-05)
たまたま研究室の学生と“〜ていなく”の話題になる。
例えば
彼の名前はまだその名簿の中にはまだ入っていなく、…(1)
という文章があったとき、私の場合は、
彼の名前はまだその名簿の中にはまだ入っておらず、…(2)
と直す。
これが間違いなのかそれとも日本語の変化の過渡期にあるレベルなのかは良くわからない。しかし(1)のような書き方をする人も増えてきているように思う。
同じく、
されてください …(3)
のような書き方も近頃はときどき見かけるようになってきた。私にとっては間違った使い方なのだが、私と近い年代の人も使っていることがあり、相応の広がりを持っているように思われる。未だにこれに出会うと違和感を覚える。
そうそう、それで学生と日本語の変化や“間違い”について話していたのだが、彼女はアルバイト先で直されたという経験を教えてくれた。良い話だから固有名をを出して良いだろう。西武デパートでのアルバイトに入った際、お客との対応時に使う言葉遣いについても研修を受けたとのことだった。
それで“〜というかたちになっております”や、“〜のほう”、あるいは“こちら、〜になります”のような言い方は使わないようにと指導されたという。*1
やはりこういった基本的なところでブランド力が形成されるのかもなー、と思わされた。
また、このような基本的な研修のできるところとできないところでは、やはりいろいろ違ってきちゃうのかなー、とも。
まあ、私もあまり言葉遣いの良いほうではないけれど、それでも気になる言葉もあるもので。
下記の本はまだ読んでいないけど、私が気になっている言い回しのことも書いてあるのかな、たぶん。
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*1:今も同様の研修をやっているかは不明