雨の日、布団の中

どこかで書いた気もするが、ザーザーと降る日に家の中で静かにしているのが好きだ。雨の音を聞いていると、柔らかで小さい空間に包まれているような感じがする。


夜寝る前のひととき、布団の中で雨音を聞く。闇の中で、雪の日とは違った静けさ。雨の音や風の音、屋根から垂れる音、ときおり何かがぶつかる音。
朝だとこうはいかない。これから出かけるのに降っていられているのは困るし、バタバタしているから外の雨など迷惑なだけだ。しかし夜はゆっくりと外界のざわめきを聞ける。
ことほど左様に自分勝手な感想なのだが、昔からこうなのだから仕方がない。


今晩はとりわけ大きな台風上陸を控えている中で、床につく。あれやこれについては明日の仕事となってしまった。交通トラブルが心配。
楽しむにはいささか不謹慎な夜。