裁判:知的障害「告訴能力ない」/わいせつ被害の女性・地裁延岡支部が公訴棄却(毎日/九州、2009年9月30日)

先日エントリーした知的障害のある女性のわいせつ被害に関する公訴が女性の告訴能力が無いことを理由に棄却された件について、もうひとつ記事があったのでリンクを張っておく。毎日は早めに元記事が参照できなくなるので、その際にはキャッシュを利用されたい。

(キャッシュはこちらをクリック)*1


先日の関連エントリーは以下の通り。

今回追加された毎日の記事は、疑問とした幾つかの点が取材によって記述されているとともに、識者等からのコメントも加わっている。


公判が開始されるかどうか、告訴権者を誰としてどのように開始されるかも重要だが、開始された後の審理についてもいろいろ課題がありそうだと思われる。
開始された場合に被告となるべき男性は、やはり合意の上であることを主張しているようなので、これをどう議論するのか、また被害女性の証言能力が争点となるのかならないのかも気になる。
更には女性証言に際し、女性の心情に配慮がどの程度なされるかも。

もうひとつ、準強制わいせつではないことがどのように影響するか。
 

*1:ウィルスバスターの更新によって、このキャッシュのページ(ウェブ魚拓)が有害サイトと認識される場合があるようだ。その場合はトレンドマイクロ社の案内に従って「許可するWebサイト」に http://*.megalodon.jp/* あたりを追加されたい。もしかすると他社製品も何か引っかかるかもしれないが、同様に対処必要かも。