筑波大学障害科学類体験講座(2010/03/26)

昨日は標記の講座があった。案内は下記の通り。


歴代の3年担任が実施することとなっており、今年度は私。2010年1月すぐに全国各校に案内を出し、50名定員で、講義よりも実習・体験的な内容を組む。夏期のオープンキャンパス(→末尾参考ページ)が人間学群合同で1000人規模で開催されることと比べると、人数制限しているだけあって、学類の内部案内や学生スタッフとのやりとりなどは近くなるようだ。


学類の主たる学生スタッフは各学年2名、1〜3年の6名。加えて呼びかけに応じてくれた数名。さらに情報保障の担当者が数名でローテーションを組む。何回か準備のミーティングと作業を行い、ここ数日はかなり頻繁なメール交換を行った。あまり大きくないとはいえ、実質でもかなりの時間を費やしている(でも学生スタッフには勤務の1.5日分くらいしか短期雇用を支払えないのだけれど)。私もこれ関連でかかり切りになる日が何日かあった。


さて、昨日は朝から会場に集まりブリーフィングの後、バス停まで誘導係待機からスタート。順次案内をする。今回は50名中、情報保障が必要な高校生(聴覚障害のある人)3〜4名と、車いすを利用する生徒が3名。
午前が学類長による学類説明と学生による大学生活の説明(2組)。学生担当の部分がずいぶんと良く準備をしてきてあったので、内心驚いた。また学生担当2組のうち1組は笑いを取る役割となったようで、これもまた緊張をほぐすのに一役買えたようだ。


午後は学内見学から。当初3コースを予定していたが、急遽4コースに分散。図書館や研究棟、実験室、プレイルームなど廻る。案内係の学生スタッフとのやりとりができて楽しかったグループもあったらしい。
その後に班編制を組み直して体験学習。3つのプログラムを順番に廻る。
これでもう時間いっぱいで、修了式。


とりあえず今は終わってほっとしているところ。学生スタッフの段取りが良く、片付けは順次行っていたので、最後は早めに解散できた。おしまいに残っていた高校生参加者と学生スタッフが談笑していて、それが印象的だった。あ、質問のときに「ここに来ます」と言ってくれた人だ。私もお待ちしていますので是非来てくださいね。あんな先輩と一緒に、今度は迎える側に廻りましょう。


この学生スタッフとは、今年度ずっと仕事をしてきた。年度当初の交流会から始まって、夏期公開講座、卒論発表会後の交流会、そして今回の体験講座。少ない人数ながらよくやってくれたと思う。先ほどメールで1年間の謝意を伝える。スタッフの1人に聞いたが「荷物運びだけの簡単な仕事だから」と騙されて係になったと言っていた。でもイベント好きだから良かったですけどと、まあ私の前だからかもしれないけど。きちんと処理してくれる人、前年度情報を教えてくれる人、ポジティブに乗り切っていく人、いろいろいて物事は廻るのだね。


プログラム実施にご協力いただいた先生方や事務の方々もたいへんありがとうございました。ひとまず修了報告です。後は事務処理と引き継ぎ作業を少し。
で、これから遅れているほかの仕事に切り換え。


(参考)筑波大学のアドミッションセンターによる大学説明会のページ