半自立生活のコストパフォーマンス

AJMR 113(2)からの紹介。

David Felce, Jonathan Perry, Renee Romeo, Janet Robertson, Andrea Meek, Eric Emerson and Martin Knapp
Outcomes and Costs of Community Living: Semi-Independent Living and Fully Staffed Group Homes
AJMR, 113(2), 87-101, 2008.

十分な介助者が得られる環境(グループホーム)で生活する群(n=35)と半自立生活の群(n=35)を対象に、費用とQOLについて比較。両群の対象者ともあまり支援の量は多くない知的障害者
ライフスタイルに関しては多くの点で違い無し。
金銭管理面と健康面の幾つかの点で十分な介助者を得られる群が上。いっぽう、選択の面や支援無しの生活場面については半自立生活群のほうが高い結果。費用の点では半自立生活群のほうが安く済んでいる。
これらを総括すると、費用対効果という点では半自立生活の方が良いんじゃないの?というのが著者らの結論。*1

具体的に見ていったらどうなのよとか、マッチングが表面的だったりしないのかしらとかの突っ込みは入れてみたいところ。原文読んでも分からないかもしれないなー。


子細読んだ方はどうぞ教えてくださいませ。特に拙ブログをみて読む気になった方など。

*1:昨晩初稿の訳出間違いを翌朝に修正。abstractをざっと見ているだけだから、正確なところは各自で確認して欲しい。