思いの近い人と少しずつつながっていく

昨日書いていた講演準備というのは、茨城と千葉の青年司法書士協議会合同研修の合宿で、知的障害や発達障害がある人の生活や権利擁護のことを話すというものだった。


何をどの程度話すか割り振り調整。障害定義のことは長くしない。しかしネットから落とせる簡単な資料など紹介するスタンスにした。*1
それでメインを、後見事務と生活支援活動が重なっているところに集中させる。
全日本手をつなぐ育成会が以前に発売したDVDシリーズ「私たちのくらしで〜す!」から1本映写し、障害がある人のイメージを暫定的に共有。次に事例を紹介し、後見の検討をする際に生活支援のつながり具合も併せて考えるスタイルを提示。一人では無理だからチームが組めるようにしましょうと話す。加えて、後見ニーズで相談は受けたけど、事実関係調査やニーズ検討の結果、当面は支援の手を考えることにして後見は先延ばしにした事例も伝えた。*2
コミュニティフレンドのことも入れたが、一般的の方々には未だに新規(≒物珍しい、どう理解すればいいか良くわからない)の活動なので、短時間で話すのは容易ではない。やはりこのネタはもう少しまとまって話さないと難しい。


終了後に、参加者の何名かからお話をいただく。かつて相談を照会させていただいた茨城の司法書士さんとも始めてオフラインでお会いする。また私も障害のある方についてやってるんですが、という2名の方はいずれも統合失調症の方の後見事務だった。
1名の司法書士さんは、私のやりたいのはむしろこういう活動なんです、と賛同してくださる。主催団体の名称に違わずお若くエネルギッシュな印象。千葉県は房総のほうで開業していらっしゃる司法書士さんは存じ上げなかったので、心強く感じる。しかも共通で知り合いの支援コーディネータが居て、取り組みを始めているところだとのこと*3。少し伺うと、なかなかたいへんな後見事務のようだった。今後、PACガーディアンズのほうともつながっていくかも知れない。


話のほうは概ね好意的に受け止めてくださったらしい。と主催者の方から聞く。ひとまずは胸をなで下ろした。


今日は昨日に引き続き、非常勤講師の集中講義の世話係業務。
その傍らで、さあ8月〆切の原稿書くぞ。って、今日が月末。

*1:どさくさにまぎれて後見の有期限更新制だとかソーシャルレポートだとか勝手なことをいいたかったけど、それも我慢

*2:後見ニーズの何割かは支援ニーズに置き換えられるのでは、という話は既に書いたろうか。そうでなければ追って書きたい。いやそういう話です。

*3:情報は意図的に曖昧にしておく