日弁連生活保護法改正要綱案

こちらに生活保護法の改正要綱案が出ている。


4つの柱として、

  1. 水際作戦を不可能にする制度的保障
  2. 保護基準の決定に対する民主的コントロール
  3. 権利性の明確化
  4. ワーキングプアに対する積極的な支援の実現

を指摘し、緊急に改正を要するとしている。
加えて文書には、その具体的な提案とその解説、新旧対照表、ならびに資料が書かれている。


まだきちんと読んでいないが、現行の課題を踏まえた提案となっているようだ。水際作戦の対抗については、具体的な諸処の手段を封じる取り決めがなされているなど。

3番の「権利の明確化」は、法律名称を「生活保障法(健康で文化的な最低限度の生活の保障に関する法律)」とするとともに、個々の用語を変えることで行っている。被保護者→利用者、様保護者→要保障者、扶助→給付、など。

ワーキングプアについては「困窮のため最低限度の生活を維持することのできないおそれのある者」との記載をし、具体的には「最低生活費の10分の13を下回る場合」との範囲規定を試みているようだ。


もちろんもっと根本的な問題、たとえば最低生活保障なども含めたあり方をどうするかも問われるのだろうが、先ずは生活保護法の問題を直していこうということかと思われる。


素人ながら書き込みまで。