水惑星年代記<月娘>
月娘はルーニャンと読むのだそうだ。*1
- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: コミック
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これで水惑星年代記のシリーズはおしまい。ずっと好きで読んできたので、残念ではある。あっけらかんとした楽しさと元気のある女性が魅力的な作品。
どうもありがとうございました。
(過去のエントリー)
- 碧水惑星年代記/大石まさる(misc., 2008-04-11)
- 少し幸せだった/翠水惑星年代記(misc., 2007/10/13)
- 環水惑星年代記、出た(misc., 2007/06/06)
- 嬉しい新刊。ほか、ついでに。(misc., 2007/03/31)
まだ途中までしか読んでいない(もったいなくて読めない)が、今回の主人公はフィオナとフミオの子どもの讀巫女(ヨミコ)である。彼女は月で生まれ育った女性であり、彼女らは愛称として<月娘>(ルーニャン)と呼ばれる。「プラネテス」では月面人(ルナリアン)、「MOONLIGHT MILE」ではムーンチャイルドと称されるところと同じだ。*2
「プラネテス」だと月面人(ルナリアン)は地球に降り立つことができないとされていたが、「水惑星年代記」では困難はあるにしても月娘が地球で行動できるようだ。物語の中では骨密度をコントロールする薬の開発と訓練などによるものと説明されていたが、おそらくは他の点でも長年にわたる研究と経験の積み重ねがあって現在に至っているのだろう。
そして試験の様子は、やはり「ふたつのスピカ」を思い出す。これですら既にネタバレ抵触だから、もう書かないけど。
さて、後半を読むのはおあずけにして、余裕ができてからにする。(汗)
おしまいのほうには讀巫女(ヨミコ)の娘、コヨミが登場らしい。このコヨミが<火娘>(マーニャン)というお話。
そして巻末には軌道エレベータの開発を基軸とした年表があり、各話との関連がわかりやすく整理されている。また本巻の物語の登場人物と既刊の人物との相関図もあって面白い。
惜しむらくは八分儀君と子獅子さんのその後の成り行きなどももう少し読みたかったんだけど、著者がおしまいと言っている以上は致し方ない。
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/01/21
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- 作者: 太田垣康男
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/05/01
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ふたつのスピカ 14 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 柳沼行
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2008/03/22
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