コミュニティフレンドさんの結婚式に

前回書いた、もうひとつの嬉しい話というのがこれ。


(以下の話の中で、“コミュニティフレンド”というのは知的障害・発達障害精神障害のある人等の友達として定期・不定期に関わる人のこと。利用する知的障害のある人等は“パートナー”と呼び習わさせるようになってきています。私たちが決めたのではなく、だんだんそう呼ばれるようになってきたということです。)
(具体的には下記HPなど参照ください)


さて、本題。
コミュニティフレンドをやっている女性が、このほど結婚されることになった。来賓の一人として、彼女のパートナーである方(新郎のことじゃないですよ、当事業の利用者さんのこと)が披露宴に招待された。*1
そのパートナーの親御さんは「これまでうちの息子は披露宴に出ることはあっても、すべて親族席。招待席は初めてで感激です。礼装用のネクタイ買いに行かなくちゃ。」と喜びを話してくださった。
どうやら、招待主である新婦が現在もっとも友達づきあいしているのが、その息子さんらしい。


このブログに書き込みをするにあたってあらかじめ許可を取るために連絡をしたところ、新婦である女性(コミュニティフレンド)から、「そんな大層なことをしたつもりもないのですが…。私としては、“最近親しくしている友人”の一人だと、単純にそう思って招待させていただきました。」との返事をいただいた。


それはそうだよね。あまり騒がなくても良いはずなのだけど、ただ現在は千葉県の助成金をもらって試行事業としてやっている手前もあり、騒がせていただいちゃって、申し訳ないです。


そういえば昨年度、千葉市の団体から招かれてコミュニティフレンドについての話があった際に、遠く秋田県から来てくださった女子学生が居た。その方の話によれば、秋田にも類似の活動があり、その友達づきあいの継続があって、結婚式に呼ばれた人も居るんですよと話していたのを思い出す。そうか、息の長い活動にしていくと、いずれは私たちもそのようなことを経験するのかもしれないとぼーっと感じていたものだ。しかしそれがこんなに早く身近に生じるとは、思っていなかったことだった。


現在、千葉県内の一地域での活動としてこの試行を始め、既に20組以上が継続しているらしい(世話役さんがもっとも正確な数字を知っているが、私は曖昧)。寄せられる期待もあれば、ドタバタもあるし悩ましいこともある。ゆっくりじっくり育てていきたいなあと思っている。

それにしてもTさん、ご成婚おめでとうございます。

*1:うーむ、こういう結婚ネタとコミュニティフレンドのネタが重なるとわかりにくくなるなあ。まさかこんなふうに書くことになるなんて思わなかったもので。めでたいんだから、まあいいか、ってそういう話か?