「だいすき!!」タイ語版の話と、それに関連してひとつふたつ。

タイ語版が出るという話は伺っていましたが、共同通信で記事になりました。

(リンク切れの場合はキャッシュ版)


こういった障害がある親の子育てが促進されるには、彼らの生活環境そのものが向上すること、支援の関わりが増えることなども重要ですが、当然このような意識の変化も必要なのだろうと思われます。


ところで日本で既に9巻まで進んだ原作本の「だいすき!!」は、現場への取材を重ねてエピソードを作り込む姿勢をとっているそうです。関連ぎょーかいから突っ込みを入れようと思えばいろいろ入るかもしれませんが、それでも全国各地の事例に当たって整理し、集積してかつ一般に公開する試みができているというのは、とても興味深いことになっていると感じます。取材数はかなりのものになっているのでしょう。


私は英国事情を中心に子育て支援のことをときどき書いていますが、しかし実情を詳しく知っているわけではありません。現地へ行ってみたいけど金もない。まったく、葦の髄から天井覗くような滑稽さでしょう。助成申請は今のところ落ち続けてるし。海外調査助成って最近は厳しい。そんな情報ならネットで取れるでしょと言われる。でも本当のところってやはり分からないんですよね。*1


知的障害のある親の子育て支援(mnagawa webpage)


それはさておき、英国や豪州でも良いこともあれば悪いこともあるし困った事件も多く起きているのだろうと推測します。嬉しかったら悲しかったり、あるいは怒りたくなるような、落胆するようなエピソードもあるのでしょう。でもこの漫画(取材)のように集積して世に問うている試みがあるという話は聞かない。まあ、漫画文化・漫画メディアに対する位置づけが違うのもあるんでしょうけど。


だから、日本にこんなのがあるよと伝えたら、へえと興味を持ってくれるのかな、どうなんだろうと思ったりもします。


だいすき!! ゆずの子育て日記(9) (BE LOVE KC)

だいすき!! ゆずの子育て日記(9) (BE LOVE KC)

*1:だったら自費で行けって?いやあ、うちはエンジェル係数エンゲル係数も高いし、やりくりも下手だし。